なぜ介護職を辞めたのか?元介護職が考える理由3つ

こころ

介護職のイメージとはどんなものでしょうか?

今では世間に認知されている職業となっているのではないでしょうか。離職率は他の職業に比べ低下傾向にあるようです。とはいえ、辞める理由はやはりありますよね。データを見てみましょう。

◎公益財団法人介護労働安定センター 「令和4年度介護労働実態調査結果の概要について」離職理由の上位5つ

  1. 「職場の人間関係に問題があったため」(27.5%)
  2. 「法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があったため」(22.8%)
  3. 「他に良い仕事・職場があったため」(19.0%)
  4. 「収入が少なかったため」(18.6%)
  5. 「自分の将来の見込みが立たなかったため」(15.0%)

上記を踏まえ、私が介護士として仕事をしていた時に感じた「辞めようかな…」を思った理由を3つ紹介します。

1. 収入が少なかった。

処遇改善がなされてきたとはいえ、介護職の収入は業務内容や労働環境に見合っていないかなと感じる面は多々あります。人数が多い入所施設だと、職員の数が少ない中でも見守り職員が必要だったりします。すると通常業務を少人数で時間内に終わらせなければなりません。さらにイレギュラーな事はよくあり、休憩時間がままならない時もよくあります。

処遇改善のための施策も講じられていますが、業種でいうと給与が低いというイメージと離れていないのが実情です。

2. 職場の人間関係、異年代と合わすのが大変

上記の離職理由とは少し系統が違いますが、介護職は異年代とチームで仕事をすることが多いです。

働く施設の規模で職員がたくさん居ればまた違いますが、学校を卒業した新社会人、ベテランの60代、更に上の世代のスタッフ。私は40代の中途でしたが同期に同じ世代がいなかったりします。いても主任さんだったり。そんな中で毎日チーム仕事をこなしていきます。

休憩時間や、顔合わす時。20代の子のはやりにもついていけず、はたまた年配の女性の高い買い物話に入れるわけでなく。かといって話をしないわけにいかず。距離感が難しく利用者さまと話すより気を遣う時もありました。

会話の力はついていくのかもしれません。悪い面ばかりではないのですが

…こんな時。

「毎日、その年代に合わせて話をしていかないといけないのか…これをずっとしていくのはしんどいな」と

顔は笑ってたけど、心ではずっとくすぶっていました。

3. 在宅の仕事がしたくなった

介護の仕事自体はやりがいがあり楽しいので自分には合っていました。毎日の業務に上記の異年代との協調に疲れを思ってしまったのはありますが、同じ時間を使って仕事をするなら在宅で仕事したいなと思ってしまいました。

在宅仕事は考えたこともありませんでした。よっぽど疲れが出たんでしょうか。。。で介護職の月給を超えて賃金を得る体験がしたい!世の中、やっている人がいる限りやれない事ではないよね!…と、

宛があるわけではありませんでした。思い立って早々に退職の手続きしていました。

今年中に頂いていた月給(手取り14万)を超えたいと思います。

まとめ

会話のスキルが高い方は辞めよう…は思わないかもしれません。介護職も様々な施設があり、給与面も人間関係も安定している方は辞めよう…は思わないかもしれません。

私が実際に介護職をしたからこそ見えたことがたくさんあります。少しでも参考になれば幸いです。

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